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男性保育関係職員意見交換会
「専門職」という自覚が大切

講演では、少数派であるための苦労話も披露されました

講演では、少数派であるための苦労話も披露されました

 府本部社会福祉評議会子ども部会は、5月17日、第19回となる「男性保育関係職員意見交換会」を大阪市内で開き、12単組23人の組合員が参加しました。

 今回の意見交換会は、熊取町職員の伊藤達哉さんを講師に招き、『男もいいね!!〜男性職員が職場に与える影響〜』と題した講演会を開きました。講師の伊藤さんは、大阪府公立保育所で、ほぼ第1号の男性保育士(当時は保母)で、園で1人ではなく、町で1人の保育所男性職員として長年勤務され、現在は熊取町の保育所長をされています。

 伊藤さんは、男性が少数派であるための苦労話を交えながら、これまでの経験や感想を語られました。また、新保育所保育指針や国の制度改革など、子ども関連の施策や子どもを取り巻く情勢について報告し、「男だから女だからという男女差だけでなく、まずは現在の保育の現状をふまえて仕事をしている、『専門職』に就いているという自覚が大切」と強調しました。

 この意見交換会が始まった頃は、保育所に勤めている男性職員の集まりでしたが、回を重ねるごとに保育士・調理員だけでなく看護師・幼稚園教諭・学童指導員と参加者の職種が広がり、意見交換内容も多岐にわたるようになってきました。

 保育関係職場の男性職員はまだまだ少数派ですが、他市・他施設の情報交換の場として、また互いの思いを共有する場として、今後も企画を豊富化しながら取り組みを継続していきます。