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能登半島地震自治労ボランティア支援活動息の長い支援の必要性を実感 自治労のスケールメリットをいかして

3月23日から31日にかけて、自治労が実施している能登半島地震・自治労ボランティア支援活動に府本部から2名の組合員が参加しました。この期間は自治労ボランティア支援活動の第4グループにあたり、参加した2名は石川県・七尾市での給水車への補給作業を担いました。

広場の駐車場で給水を行った写真

広場の駐車場で給水を行った

ボランティア参加者の宿舎があるのは富山県氷見市です。ここから毎朝、およそ30kmの道のりを車で移動し、七尾市内の支援作業を行う場所まで移動します。作業場所に到着すると、マンホールの下にある消火栓にパイプを取り付けて給水車を待ちます。

来る給水車はボランティアグループのもの、県外からの行政支援のものなど様々ですが、路上の安全に配慮しつつ給水するという同じ作業を繰り返します。

断層のずれによって道路が割れ、路面表示も割れてしまっている写真

断層のずれによって道路が割れ、路面表示も割れてしまっている

夕方、作業を終えて給水車の列がなくなればその日の実績を市に提出して宿舎に戻ります。参加者はちょうど1週間、毎日この作業の繰り返しです。

参加した3月下旬の能登半島は日中でも10℃前後、雨が降ると更に体感温度が下がります。雨予報を見た参加者は、消火栓近くの住民に、軒先で待機させていただけないか相談しました。

住民の方は快諾してくれただけでなく、温かい飲み物の差し入れまでいただきました。毎日のあいさつや声掛けもあって、期間の後半には住民の方々に困りごとを打ち明けてもらえるような関係もできました。

こういったことがやり甲斐となって、厳しい環境の中でも最後まで支援活動を継続できたと参加者は語りました。自治労は能登半島地震の発災後すぐに対策本部を設置、自治体からの要請に基づき1月18日からボランティア支援活動を展開しています。

自治労の調整のもとで全国の仲間が支援に参加し、およそ1週間の支援を1グループとして現在第7グループの支援活動が実施されています。現時点で、第13グループ、5月末までの支援が計画されています。

大きく隆起した床が地震の激しさを語っている

大きく隆起した床が地震の激しさを語っている