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春 闘「参加する春闘」はじまる
公共の重要性と必要性をアピールしよう

府本部は2月8日午後「参加する春闘」をテーマに府本部2021春闘討論集会を大阪市内で開きました。集会は府本部指針にもとづき、少人数での対面式とリモート方式によるハイブリッド形式で行いました。
今次春闘は、エッセンシャルワーカーの重要性や公共サービス拡充の必要性を訴えるとともに自治体財政の点検のスタートと位置づけ、予算・決算状況を確認し、春闘期から人員確保、確定闘争へと年間を通じて地方財政を意識した運動の展開をはかるとしています。また集会には先の自治労中央委員会で2022参議院選挙闘争で組織内予定候補として確認がされた、鬼木書記長が駆け付け、コロナ禍における春闘情勢や自治労方針などについてアピールを行いました。

府本部中野委員長から推せん決定書を受け取る鬼木自治労書記長

府本部中野委員長から推せん決定書を受け取る鬼木自治労書記長(左から2人目)

主催者の中野府本部委員長は、コロナ禍による企業業績の悪化や税収の落ち込みなど、厳しい環境にあることに触れながら、春闘期における賃金労働条件の維持・改善、人員確保などの職場課題を掘り起こし、さらには非正規労働者の均等待遇課題などについても「すべての単組が取り組み、組合員の期待に応えていかなければならない」と訴えました。

2021春闘の重点課題について木村府本部書記長は、

  1. 春闘期における組合員加入拡大の取り組み
  2. 非正規労働者の処遇改善と組織化
  3. 男女平等参画の取り組み
  4. すべての単組での要求書提出
  5. 春闘期における賃金・労働条件の改善
  6. 「公共サービスにもっと投資を!」キャンペーンの展開

など春闘期に取り組むべき6つの重点課題について提起を行いました。

また、大西臨時執行委員からも大阪府労連の交渉内容を含めた大阪府の状況について、説明と報告を行いました。

来賓としてアピールを行った鬼木自治労書記長は、新型コロナウイルス感染症の拡大防止、事態の収束という最優先の課題とむき合いながら、大阪で奮闘を続ける組合員の皆さんの雇用と生活、健康、安全を守るため引き続き自治労本部として努力を続けていく決意を述べた後、関係する通知の発出や大臣答弁の引き出しなど「現場からの切実な声、現場の取り組み、たたかいの積み上げがあって成果に結びついたということを共有したい」と話しました。

さらに2021春闘にかかわっては、新型コロナウイルス感染症とどう向きあうかという観点を外すことはできないとしたうえで、感染症が明らかにした公共サービスの脆弱さというものを私たち自身が前に出て市民に訴えるために「公共サービスにもっと投資を!」のキャンペーンを打ち出して「公共」に対する住民からの期待が高まるなか、今春闘のたたかいを後押しする世論形成にむけ、積極的な取り組みを本部・県本部・単組が一丸となって取り組みを進めていきたいと決意を述べました。

また、集会では公共交通部門から大阪交通労働組合の中野書記長、地場中小民間労組からは全国一般の福島委員長、非正規職場からは箕面臨職労の松本委員長から、それぞれの部門で現時点での課題や交渉状況などについて報告なども行われました。