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更新日:2015年10月15日

暴力行為は増加悪質の傾向
昨年度800件発生 防止訴える

 「やめよう暴力・なくそう暴力・暴力は犯罪です!!」自治労大阪都市交評は「大阪交通政策推進協議会」に結集し、9月25日、なんば駅高島屋前付近で、駅員や乗務員に対する暴力行為防止を訴える啓発ティッシュを帰宅客に配布しました。日本民営鉄道協会が発表したデータでは、大手私鉄16社の駅員や乗務員らに対する暴力行為の件数が、2014年度で800件に上っています。近年、鉄道係員・路線バス運転手に対する第三者暴力行為が年々増加傾向にあり、なおかつ悪質化してきています。1日あたり平均2・4件の暴力行為が発生している状況です。集計では、加害者の56%が飲酒をしているとの報告があります。また、暴力行為の発生は、22時以降に多く発生しており、週末の飲酒時により多く発生しています。暴力行為により、運行に重大な支障をきたすこともあり、電鉄・バス各社で注意喚起を行っています。

 街頭で訴えを行った吉田大交執行委員は「たった一度の暴力が、大切なものすべてを失うかもしれない」と暴力行為撲滅のために強く訴えました。

 「自治労大阪都市交評」「私鉄総連関西地連」「JR連合大阪地協」の3産別は、暴力行為は深刻な問題と捉え、昨年末にも同様の街頭行動を展開しました。3産別では「大阪交通政策推進協議会」を設置し、第三者行為対策のみにとどまらず、大阪における様々な交通政策課題について、継続して協議し取り組みを進めています。

なんば街頭で「暴力は犯罪」とティッシュを配布し啓発した

なんば街頭で「暴力は犯罪」とティッシュを配布し啓発した

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